- 2023/09/23 掲載
FRB、インフレの「適時」抑制に向け利上げ必要=ボウマン理事
[ワシントン 22日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は22日、FRBは「適時に」インフレを抑制するために政策金利をさらに引き上げる必要があると述べた。エネルギー価格が上昇する可能性があり、インフレ対策完了までに数年を要するかもしれないという。
イベント向けの原稿で「インフレ率は依然として高すぎる。インフレ率を適時に2%の目標に戻すには、連邦公開市場委員会(FOMC)が金利をさらに引き上げ、当面は制約的な水準に維持することがおそらく適切と予想している」と指摘。今週のFOMCで示された経済見通しでは、インフレ率は「少なくとも2025年末まで2%の目標を上回ったままだ」とし、現在の政策金利の水準ではインフレ率の鈍化ペースは遅いとした。
今週のFOMCでの金利据え置き決定については支持すると表明。「堅調な」経済成長が続く兆候とともにインフレ低下や雇用の伸び鈍化を示す「まちまちのデータ」が見られるためとした。
一方、全体像は明確ではなく、特に「エネルギー価格が一段と上昇し、これまでの進展が一部覆される可能性がある」と主張した。
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