- 2023/09/23 掲載
米総合PMI、9月は小幅に低下=S&Pグローバル調査
景気拡大と縮小の節目である50は8カ月連続で上回った。
全体的な新規受注指数は前月の49.2から47.7に低下し、昨年12月以来の低水準となった。50割れは2カ月連続だった。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのプリンシパルエコノミスト、シアン・ジョーンズ氏は声明で「9月のPMIデータは利上げとインフレ上昇に伴う米経済の需要動向に関する懸念をさらに高めた」と述べた。
サービス業PMIは50.2と8カ月ぶりの低水準となり、市場予想の50.6を下回った。製造業PMIは8月の47.9から48.9に上昇したものの、5カ月連続で50を下回った。市場予想は48.0だった。
事業環境が軟化しているにもかかわらず、製造業およびサービス業の双方で引き続き人員が増強されていることが示された。全体的な雇用指数は4カ月ぶりの高水準となった。サービス業が牽引した。
ジョーンズ氏は「従業員の確保・維持能力の向上が雇用の伸びを加速させたため、需要低迷は9月の全体的な雇用削減には結びつかなかった」と指摘。一方で、余剰人員の増加や受注残の減少が見られる中、雇用の勢いは持続しないかもしれないとした。
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