- 2023/09/23 掲載
FRB一段利上げの可能性、見極めに忍耐必要=ボストン連銀総裁
[ワシントン 22日 ロイター] - 米ボストン地区連銀のコリンズ総裁は22日、インフレが未だ明確に抑制されていない現状では、さらなる利上げは「選択肢から除外されていない」と述べ、現在の米連邦準備理事会(FRB)の高金利長期化見通しを支持した。メーン州銀行協会向け講演で述べた。
コリンズ氏は最近のインフレ指標は「勇気づけられる」ものではあるが、まだ確信が持てるものではないと指摘。「インフレ率が2%の目標まで持続可能な軌道に乗っていると確信するには時期尚早だ。私は、金利は以前の予想よりも高く、長く維持されなければならないかもしれないと予想している」との見通しを示した。
またそうした環境では、インフレが2%目標まで着実に低下しているとの確信を得るため、政策決定者が経済指標から適切なシグナルを得るには「かなりの忍耐」が必要だとした。
コリンズ氏は米連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持たない。
FRBは9月19─20日に開いたFOMCで、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を5.25─5.50%で据え置いた。ただタカ派的なスタンスを強め、年内の追加利上げを想定した。
PR
PR
PR