- 2023/09/23 掲載
米中が経済、金融の2作業部会を発足
財務省は声明で、2つの作業部会は「定期的に会合を開き」、イエレン米財務長官と中国の何立峰副首相に報告すると表明した。
中国側は財政省が経済作業部会、中国人民銀行(中央銀行)が金融作業部会をそれぞれ担当する。
イエレン氏は短文投稿サイト「X(旧ツイッター)」で、作業部会は「米国の利害と懸念を伝え、米国の労働者と企業にとって公平な条件の下で両国の健全な経済的競争を促進し、国際的な課題への協力を進めるための重要なフォーラムとなる」とした上で、「見解に相違がある場合にはとりわけ対話が不可欠だ」と指摘した。
イエレン氏は今年7月に中国を訪問し、何年も関係が悪化していた経済・金融分野での対話を再構築するために何副首相ら高官らと会談していた。
財務省高官によると、イエレン氏は中国当局者に対し、米国は作業部会を利用して途上国の債務再編や気候変動ファイナンス、マネーロンダリング対策などの国際的な課題に関して中国と協力を推めると繰り返し伝えた。
PR
PR
PR