仏サービスＰＭＩ、9月速報43.9に低下　34カ月ぶり低水準

［パリ　２２日　ロイター］ - Ｓ＆Ｐグローバルがまとめたフランスの９月のＨＣＯＢサービス部門購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値は４３．９で、前月の４６．０から低下し３４カ月ぶりの低水準となった。需要や新規受注の減少が響いた。

サービスＰＭＩは節目の５０を４カ月連続で下回った。４３．９は、新型コロナウイルス流行を受けた２回目のロックダウン中だった２０２０年１１月（３８．０）以降で最低。

製造業ＰＭＩも、前月の４６．０から変わらずとのエコノミスト予想に反し４３．６に低下した。

サービス、製造業合わせた総合ＰＭＩは４３．５。前月およびエコノミスト予想の４６．０を下回った。

ハンブルク商業銀行（ＨＣＯＢ）のエコノミスト、ノルマン・リープケ氏は、サービス、製造業ともに需要の落ち込みで景況感が悪化したと指摘した。製造業は、パンデミック開始以来、最も悲観的になったとしている。