- 2023/09/22 掲載
英サービスPMI、9月速報はロックダウン以降最低 雇用悪化
[ロンドン 22日 ロイター] - S&Pグローバル/CIPSが22日発表した英国の9月のサービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.2で、8月の49.5から低下し、2021年1月のロックダウン以降で最低となった。
新型コロナウイルスのパンデミックを除くとPMIは世界金融危機以降で最低、雇用は過去最大の落ち込みを記録した。
イングランド銀行(英中央銀行)は前日の金利据え置き決定前にPMIの結果にアクセスできた。
S&Pグローバルによると、PMIは四半期の国内総生産(GDP)が約0.4%減少したことを示唆する。
9月調査では、賃金の力強い伸びにもかかわらず、企業からのインフレ圧力の一段の低下が示された。
「インフレ見通しを巡る主要な懸念は賃金の伸びだったが、今回の調査では雇用が09年以来の大幅な減少となり、賃金交渉力が急速に損なわれている」とS&Pグローバルのチーフ・ビジネス・エコノミストのクリス・ウィリアムソン氏は述べた。
製造業PMIは43.0から44.2に改善したが、節目の50を下回った。
製造業とサービス業を合わせた総合PMIは48.6から46.8に低下し21年1月以来の低水準となった。
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