- 2023/09/22 掲載
午後3時のドルは148円前半へ上昇、日銀維持で円じり安
[東京 22日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準からドル高/円安の148円前半で取引されている。日銀がきょうの金融政策決定会合で、現行政策の据え置きを決定。結果は事前予想通りだったが、発表後は小幅に円が売られた。
正午前、日銀が政策の現状維持を全員一致で決めたと発表すると、ドルは147円後半から148円前半へいったん上昇した後、すぐに反落。午後にかけてこの水準を何度も行き来する動きが続いた。
事前の市場では、米金利が歴史的な高値圏へ上昇する下で、日銀がマイナス金利政策の堅持を表明すれば、ドル買い/円売りが一段と勢いづくのは不可避との見方が大勢だった。介入への警戒感などから現時点で円安は限られているが「植田和男総裁が記者会見でタカ派的な姿勢を見せなければ、再び円売りが進む」(外銀関係者)見通しだという。
外為どっとコム総研上席研究員の神田卓也氏は、「緩和修正の手掛かりが総裁会見に残っているとの見方もあり、内容を見極めたいというムードが強い」としながら、日銀の政策維持で「米連邦準備理事会(FRB)と日銀の政策スタンスは真逆だと確認された」と指摘。ドルは年内に150円乗せを試す可能性が高まったと話している。
植田総裁の記者会見は午後3時半から行われる。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 148.07/148.09 1.0647/1.0651 157.68/157.72
午前9時現在 147.65/147.66 1.0658/1.0662 157.40/157.41
NY午後5時 147.57/147.58 1.0659/1.0662 157.33/157.37
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