- 2023/09/22 掲載
米中古住宅販売、8月は0.7%減 住宅価格は前年比で上昇
中古住宅価格の中央値は前年同月比3.9%上昇の40万7100ドルと、3カ月連続で40万ドルを超えた。住宅の供給不足が続いている中で、住宅価格は上昇した。
最近は住宅ローン金利が再び上昇しており、中古住宅販売戸数はさらに減少する可能性がある。
地域別で見ると南部と西部が前月より減り、中西部は増え、北東部は横ばいだった。
8月の全体の前年同月比は15.3%減。中古住宅は米住宅市場の大きな部分を占めている。
8月に市場に出ていた中古住宅は110万戸と14.1%減った。
8月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は3.3カ月と、前年同月の3.2カ月から延びた。健全な需給バランスは4─7カ月とされている。
NARのチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「住宅販売戸数が減少している一方で、住宅価格は上昇を続けている」とし、「住宅価格の上昇が和らぐには供給が実質的に倍増する必要がある」と述べた。
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