- 2023/09/20 掲載
米下院歳入委員長、テスラにCATLとの関係質問 日産にも書簡
[ワシントン 19日 ロイター] - 米下院歳入委員会のジェイソン・スミス委員長(共和党)は19日、電気自動車(EV)大手のテスラに対し、中国の車載電池大手・寧徳時代新能源科技(CATL)との関係を詳しく説明するよう求めた。EV補助金が外国企業に流れるとの懸念を受けた。
テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)宛ての書簡で、同社がCATLと契約しているか、契約を検討しているかなどと質問している。その上で、委員会は「(CATLが)フォードとのような別の契約を交渉しようとしているのではないか」と懸念していると明らかにした。
議会共和党は、フォード・モーターがCATLの技術を利用してミシガン州にバッテリー工場を建設する35億ドルの投資計画について調査している。
スミス委員長はまた、日産自動車にも書簡を送り、バッテリーのサプライヤーについての詳細と、米国での製造計画に「EV用バッテリーやバッテリー部品の生産が含まれているか」を質問した。
ロイターは現時点でテスラと日産からコメントを得られていない。
スミス氏はさらに、イエレン財務長官にも書簡を送付。「補助金が懸念される外国企業に流れることがないよう」指針を示すべきだとした。
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