- 2023/09/19 掲載
午後3時のドルは147円後半、10カ月ぶり高値に再接近
連休明けのドルは、朝方の147円半ばから下値を切り上げた。新たな手掛かりは特段なかったものの、高金利政策をしばらく継続する見通しのドルが買われやすい一方、マイナス金利政策の早期解除がいまいち現実味を帯びない円が売られやすい状況は変わらない、といった声が相次ぎ聞かれた。
米連邦公開市場委員会(FOMC)、日銀ともに今回会合は、政策金利を据え置くとの予想が大勢。市場では「日銀総裁が会見で今後の政策変更の可能性などにも言及しなければ、円売り安心感はかなり高まる」(国内証券アナリスト)との指摘も出ていた。
日銀の植田和男総裁が9日付の読売新聞で、来年の賃上げの持続性を見極めるに当たって「十分だと思える情報やデータが年末までにそろう可能性もゼロではない」などと述べたことで、市場ではマイナス金利解除の予想時期を前倒しするエコノミストが相次いだ。
ユーロは157円後半と、前週安値の156円台から切り返した。欧州中央銀行(ECB)が預金準備率を引き上げる可能性があるとのロイター報道が話題となったが、買い一巡後は動意が薄れた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 147.78/147.80 1.0678/1.0682 157.83/157.84
午前9時現在 147.61/147.62 1.0690/1.0694 157.83/157.84
NY午後5時 147.59/147.62 1.0690/1.0694 157.81/157.85
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