[２日 ロイター] - 米半導体大手ブロードコムは２日、市場予想を上回る第２・四半期（２─４月期）売上高見通しを示した。ＡＩ（人工知能）への投資増加が、データセンターで使用される同社製品の需要に拍車をかけている。

売上高を約８７億ドルと予測。アナリスト予想は８５億９０００万ドルとなっている。

ブロードコムは、システムにＡＩを導入しようとしている大口顧客から同社のネットワーキングソリューションに対する需要が今年「指数関数的に」増加すると予想。今四半期にネットワーキングの売り上げが２０％成長すると見込んでいる。

アナリストは一方で、ブロードバンドやクラウド支出といった分野で弱さが見られていることに言及。サミット・インサイツ・グループのアナリスト、キンガイ・チャン氏は「エンドマーケット需要が一段とまちまちになっていることも確認している」と語った。

ブロードコムは１株当たり４．６０ドルの四半期配当も発表。同社の株価は上げ幅を縮小し、時間外取引で０．４％上昇した。

１月２９日に終了した第１・四半期の売上高は１６％増の８９億２０００万ドル。調整後の１株利益は１０．３３ドルと予想の１０．１０ドルを上回った。