［ムンバイ　１４日　ロイター］ - 米投資会社ブラックストーンのジョナサン・グレー社長兼最高執行責任者（ＣＯＯ）は１４日の記者会見で、インドは今後もブラックストーンにとってアジア最大の市場であり、将来的にはインドのインフラへの投資を検討することもあり得ると述べた。

グレー氏は、インドは最もパフォーマンスの優れた市場の一つだと指摘した。他の大国よりも成長が早く、「成長を志向する政府」を備えているため、南アジア諸国の中で最も強気な見通しを持っている国だと強調。「インドは当社のアジア戦略で軸となる重要な国だ。日本やオーストラリアがそれに続く」とした。

ブラックストーンによると、同社がインドで運用する資産はプライベートエクイティーや不動産を含め５００億ドル相当。

グレー氏はブラックストーンが将来的にインドのインフラに投資することも検討すると説明。同社のインド部門シニア・マネジング・ディレクターのアミット・ディキシット氏はデータセンターや倉庫への投資を増やす計画もあると述べた。

グレー氏は、インドに対する強気の見方は変わらないとしつつ、インドは税制や資本市場に関する法律がより確実なものになれば、外国投資の増加につながるとの見方も示した。