• 2023/01/26 掲載

トヨタ、EV設計見直し=専用の車台開発、生産体制も整備―効率改善狙う

時事通信社

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トヨタ自動車が、電気自動車(EV)の設計や生産体制の見直しに乗り出した。モーターなどを載せる車の基礎部分「車台」について、コストが安いEV専用タイプの開発を検討。工場にはEVだけを造る生産ラインも設け、量産体制を整える。EVの普及が想定を超えて進む中、生産効率を高め、米テスラや中国の比亜迪(BYD)などのライバルを追撃する。

トヨタは2021年12月、30年までにEV30車種を投入し、EVの世界販売台数を年350万台(21年は約1万4000台)へ引き上げる計画を発表。22年には初の量産型EV「bZ4X」を発売した。

「bZ4X」には、EVだけでなくエンジン車やハイブリッド車にも流用できる共通構造の車台を採用。EV市場の本格的な拡大にはまだ時間がかかるという想定の下、EVをエンジン車などと同じラインで造れるようにし、生産効率を上げることがこの車台を開発した狙いだった。

だが、世界のEV需要は足元で急激に伸び、「加速度が非常に上がっている」(幹部)。さらなる量産が必要になった場合、EVに不要な構造物などが付いている共通車台では逆にコスト高で非効率になるため、テスラなどと同様、EV専用の車台が必要とみて検討を急いでいる。

一方、EVの生産体制の見直しにも着手した。現在、「bZ4X」は元町工場(愛知県豊田市)でエンジン車などと同じラインで組み立てているが、25年をめどに高岡工場(同)に専用ラインを設ける方針だ。EV専用とすることで生産効率を高め、今後の増産にも備える。

【時事通信社】 〔写真説明〕トヨタ自動車の電気自動車(EV)「bZ4X」(同社提供) 〔写真説明〕トヨタ自動車の電気自動車(EV)「bZ4X」の車台(同社提供)

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