[８日 ロイター] - 米半導体大手ブロードコムは８日、市場予想を上回る第１・四半期（２０２２年１１月─２３年１月）売上高見通しを示した。データセンターやネットワーキング機器向けの需要が堅調であることを示唆した。

企業はハイブリッドワークモデルへの移行をサポートするインフラ投資を増やしており、これらの機器用半導体を製造するブロードコムはスマートフォンやパソコン向け製品が比較的多い競合他社よりも優位に立っている。

アップルを主要顧客とするブロードコムはまた、５Ｇの世界展開と、収益性の高いソフトウエア分野への進出からも利益を得ることができる。

ブロードコム株は時間外取引で３％上昇した。

同社は第１・四半期売上高を約８９億ドルと予想。アナリスト予想は８７億８０００万ドルとなっている。

第４・四半期（８ー１０月）の売上高は２１％増の８９億３０００万ドル。アナリスト予想は８９億ドルだった。半導体の売上高はサプライチェーン（供給網）制約が和らいだことにより２６％増加した。

調整後の１株利益は１０．４５ドルで、予想の１０．２８ドルを上回った。