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エン・ジャパンは2017年12月、転職コンサルタント181人を対象にしたアンケート調査の結果を発表した。いずれの職種でも「決まったことをする定型業務が多い」職務はAIに代替される可能性があると感じているという結果が出た。
8割の転職コンサルタント「10~20年以内にAIに代替される業務がある」
転職コンサルタントに対し、「現在、ミドル世代が担当している業務の中に、今後10~20年以内にAIに代替され、なくなってしまう業務はあると思いますか?」と質問したところ、81%の方が「あると思う」と回答した。これは、2016年の同調査(76%)と比べて5ポイントの増加となった。
AI代替のトップ3は「経理・財務・会計系」「事務」「コールセンター」
現在、ミドル世代が就業している職種の中で、AIに代替されてなくなると予想する職種を聞いたところ、「経理・財務・会計系」(42%)、「一般事務・秘書・アシスタント系」(41%)、「コールセンター」(37%)がトップ3となった。
その理由は、いずれの職種でも「決まったことをする定型業務が多いため」という回答が多かった。(図1)。
同じ質問を業種について聞くと、「IT・インターネット」(41%)、「コールセンター」(41%)、「金融」(34%)がトップ3となった。
特に「金融」業界は、2016年の調査では8位となっていたが、実際にAIが積極的に導入されていることや、一部の金融機関で人材削減が行われていることなどがランクアップの理由としている(図2)。
AIに代替されないのは「経営者」「経営・事業企画系」「営業系」
一方で、現在ミドル世代が就業している職種の中で、AIに代替されないであろう職種を聞いたところ、「経営者・COO・経営幹部」(77%)、「経営企画・事業企画系」(46%)、「営業系」(38%)がトップ3となった(図3)。
同じ質問を業種について聞くと、「相手の意図を汲み取り、臨機応変に対応する必要がある業務」(80%)、「他者とコミュニケーションを取りながら進める業務」(63%)、「マネジメント業務」(47%)がトップ3となった。AIに代替されず、なくならないと考えられる職種に関連する項目が上位を占めた(図4)。
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