現在、会計基準は、主に日本基準、米国基準、欧州を中心とする国際会計基準（IFRS）がある。IFRSは、欧州をはじめ100カ国以上で導入され、米国もそれへの移行を本格的に検討し始めたことから、日本でも導入への検討が大きく加速している。

　工事進行基準などすでに早期適用が始まっているものもあるが、本格的な対応は既存の財務会計システムの刷新や機能の追加変更などが必要になり、各企業からのコンサルティングやソリューションへのニーズが見込まれる。こうしたニーズに応えるため、日本オクラルでは、パートナーと協力して構築、提案、提供していくための共同体「IFRSパートナーコンソーシアム」を発足する。

　同コンソーシアムでは、オラクルの業務アプリケーションの最新情報の提供や、IFRSの最新情報、顧客向けセミナーなどを定期的に開催していくという。