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企業のマーケティング戦略は、ブランドの数で大きく変化する
「企業のマーケティングリーダーを史実上の軍人でたとえると、フランスの『ナポレオン型』と、プロイセンの『モルトケ型』の2タイプに分けられます」と語るのは、クー・マーケティング・カンパニーの音部 大輔氏だ。たとえば、マクドナルドのように1社で単一ブランドを持つ企業では、CMO(Chief Marketing Officer)はナポレオンのような働き方が好ましい。CMOは大きなブランドマネージャーとして、現場を直接指揮する形だ。一方で、P&Gのように多くのブランドを持つ企業では、CMOが直接指揮していては、1つのブランドに投下できる時間も能力も大きく損なわれてしまい現実的ではない。そこで、参謀本部を築いて普仏戦争に勝利したモルトケのような能力が重要となる。組織を構築し、オペレーションの仕組みを作り、持続的に人材を育成することで複数ブランドに同時成長をもたらすのだ。
組織の成長とは「昨日できなかったことが明日できる」ことだ。そのためには、経験を知識に変え、それらを収集・蓄積し、流通させるという一連のプロセスが必要になる。成長の種となる知識は、言葉を通じて組織の中に伝搬するので、「共通言語の確立」が不可欠だ。これからのマーケティングを考える上で欠かせない「顧客体験(CX)」も、企業内の共通言語として確立していきたい。
「マーケティング」や「ブランディング」は、ややもするとフワっとした言葉になりがちだ。CXも含め、標準化して形式知化することが組織の成長のカギを握る。継続的な利益をもたらすブランドを実現する「CX設計」を軸に、これからのマーケターが身につけたいスキルについて掘り下げてみよう。
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