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従業員2万人の「働き方改革」が動きはじめた理由
2016年度から本格的に働き方改革への取り組みを始めた三井住友海上。荒木氏によれば、それ以前から在宅勤務などの制度を設けてはいたものの、ほとんど活用されていなかったという。「保険会社という業態の性格上、『もしお客さまの情報が外部に漏れたら』という懸念が何より先に立ち、在宅勤務やテレワークには極めて消極的でした。しかし、『社員が自己研鑽のための時間を捻出するにはテレワークが必要だ』『テレワークや在宅勤務は、多様な働き方の実現や、生産性向上と人財育成のための手段である』ということを社内に広く説明した結果、2016年度からようやく本格的な取り組みを始めることができました」(荒木氏)
その結果は目覚ましいものだった。わずか1年間で残業時間は10%減り、「働き方改革が進んでいる会社」としてさまざまな省庁やメディアから表彰を受けるなど、目に見えて効果が現れてきているという。
三井住友海上で働く約2万人の従業員のうち、約6割を女性が占めることから、同社はこれまで「女性にとって働きやすい環境」の実現を目指してきた。またダイバーシティ経営にも力を入れており、「ダイバーシティ&インクルージョン」を全社スローガンに掲げて啓発ポスターを全職場に配布するなど、「多様な社員全員が成長し、活躍する会社」の実現を目指している。
お題目になりがちな「働き方改革」を実現するためにどのような環境を整え、関係者を「その気」にさせたのか。「全員の成長と活躍」を目指し、成果を出すまでの3年の軌跡を明らかにする。
・自己研鑽の時間を「働き方改革」で作り出す
・在宅勤務のトライアルを実施、杞憂に終わった不安と見えてきた課題
・課題解決のために、各種ツールの導入やさまざまな研修を実施
・「隗より始めよ」まずはやってみることが大切
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