AGCやMM総研らが徹底討論、今考えるべきクラウド移行・活用戦略とは?
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50%以上ものコストダウンを達成したクラウド移行
一口にクラウドといっても、その種類や形態はさまざまだ。SaaSやPaaS、IaaSなどの種類やパブリック/プライベートなどサービスの利用形態など細かく分かれている。最近では、複数のクラウドを活用する「マルチクラウド」やすべてのシステムをクラウドに移行する「フルクラウド」への転換を目指す企業もいる。しかし、基幹システムのクラウド移行は特に難しいケースが多い。また、クラウドへの移行段階では事業活動への影響を最小限に抑えることも求められる。そのため、クラウド移行に躊躇したり、二の足を踏んだりする企業も少なくない。
こうした中、検討からわずか半年でクラウドを選択し、その後、段階的な移行に成功したのが、AGCだ(2018年7月に社名がAGC旭硝子からAGCに変更)。移行プロジェクトに携わった大木氏は「従来のオンプレミスからクラウドに移行することで、最も効果があったシステムで50%以上ものコストダウンを達成しました」と胸を張る。本稿では、同社の取り組みを交えて、クラウド移行のヒントを探る。
・2021年度の市場規模は? 増え続けるクラウド市場
・AGCがクラウド移行を迅速に進められた2つの理由
・経営層への働きかけに必要なこと
・クラウド移行を阻む壁となるのは「セキュリティの問題」?
・ハイブリッドクラウドにどう取り組むべきか?
・フルクラウド・マルチクラウド時代のクラウド戦略
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