請求書1通に45分? IT化が遅れる「請求書業務」、実は大きい効率化のメリット
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請求書の処理業務には、1通あたり45分ほどかかっている
IT化による業務効率化が進む中、「電子化」が進んでいない業務の一つに請求業務がある。請求業務には、大きく「請求書を受取る業務」「請求書を発行する業務」の2つがあるが、それぞれに、電子化を阻む課題がある。まずは「受取る業務」だ。多くの企業では、紙で受取る請求書を電子化したいという思いはあるものの、自社の思惑だけで進められないジレンマがある。支払先である相手企業が「電子化に対応してくれるだろうか」「余計な負荷をお願いすることになるのではないか」という懸念から、電子化できないという課題である。
あるいは、自分たちの決裁フローがうまく電子化できるか、例外的なフローをITによって標準化できるかという懸念もある。こうしたことがネックとなり、電子化に踏み切れずに、部分的な業務最適化で終わってしまうのが現状だ。
ちなみに、一般的な1通の請求書を受取る業務を整理すると、封筒で届いた請求書を仕分けして各担当者に配布し、受取った担当者は開封して確認後、部門での承認を経て経理へ提出。経理が改めてシステムに入力し、会計・支払処理を行い、請求書をファイリングする。後日社内外から問い合わせがあれば、それらにも対応する必要がある。試算すると、「1通の請求書の処理に、約45分かかる」とも言われる。これは人件費換算で約1500円に相当し、仮に支払先が150社あるとすると、年間で約221万円のコストを要する計算だ。
請求書の発行業務は年間で約148万円のコスト
一方、請求書を「発行する業務」では、取引先が多い企業では、毎月、数百、数千社の取引先に請求書を発行している。数十人の担当者が作業に当たっているが、受取業務と同様、相手先の負担(メリット)を考慮して電子化に踏み切れないケースや、自社の請求書の書式に対するこだわりや、「請求書は紙で印鑑を押していないといけない」という思い込みがあるため、ITによる標準化、つまり「業務をシステムにあわせること」への抵抗があるケースなどがある。ちなみに、請求書発行業務のコストとしては、発行先が500社と仮定して、印刷、封入、送付、保管といった業務に、年間で約148万円のコストが想定される。企業によっては、自社の発行業務を、BPOで外部委託するケースがあるが、コスト削減効果は限定的で、根本的な効率化には至っていないのが現状だ。
こうした請求書の受取り・発行業務を効率化し、コスト削減だけでなく、バックオフィスの生産性向上、ひいては繁忙期の残業改善などの働き方改革を達成するためには、どのようなソリューションが有効なのだろうか。
・受取る請求書を電子化、請求明細の自動取込も
・作成から発行はもちろん、入金消込や督促業務も自動化
・豊富な導入実績、数千万円のコスト削減を実現した例も
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