- ありがとうございます!
- いいね!した記事一覧をみる
1899年の創業以来、医薬品を中心に成長を続け、現在ではスキンケア製品を主軸に、医薬品に加えて再生医療や農業など多岐にわたる事業を展開するロート製薬。同社では、次世代の働き方を変革する鍵として生成AIを位置付け、全社的な活用を進めている。独自の生成AI開発やプロンプトエンジニアリングワークショップの実施、データ連携の強化など、多面的な取り組みを推進中だ。今回は、IT/AI 推進室長(前執行役員CIO)の板橋 祐一氏に、生成AI活用の現状と課題、そして未来への展望について話を聞いた。
生成AIを“エンジン”に、ロート製薬が描くDXの未来
「これこそが破壊的イノベーションを伴う、真の意味でのDXではないでしょうか」(板橋氏)
一方で、製薬業界の場合は、スマートフォンを見ても目が良くなったり、肌が綺麗になったりするわけではなく、デジタルが直接的な価値を生むわけではない。この特性を踏まえ、ロート製薬ではデジタル技術を「社員の能力を最大化するための手段」と位置付けている。
「かつての自動車が社会にもたらした変革に例えるなら、データは現代の『オイル』であり、AIは『エンジン』と言えるでしょう。しかし、AIをエンジンとして活用するには、交通ルールや地図の見方を学ぶように、社員が新しいツールを使いこなす能力を身に付けることが重要です」(板橋氏)
ロート製薬におけるこれまでのDXの取り組みの中でも、AIをどう業務に活用するかは大きな課題となっていた。用途特化型AIに限界を感じていた同社にとって、生成AIの登場は大きな可能性を示すものだった。
「生成AIなら、私たちの業界でも効果を発揮できるのではないかと考え、取り組みを始めました」と板橋氏は振り返る。ここからは、同社における生成AI活用の具体的な取り組みについて深掘りしていく。
この記事の続き >>
-
・生成AIの実力はどこまで? 試用から見えた「価値」と「課題」
・「RAG導入」で業務効率とセキュリティの両立を図り生成AIを“自社色”に
・生成AI活用の成功に必要な3つのポイントとは
・生成AIの可能性を広げる、ロート製薬の「次なる挑戦」
今すぐビジネス+IT会員にご登録ください。
すべて無料!今日から使える、仕事に役立つ情報満載!
-
ここでしか見られない
2万本超のオリジナル記事・動画・資料が見放題!
-
完全無料
登録料・月額料なし、完全無料で使い放題!
-
トレンドを聞いて学ぶ
年間1000本超の厳選セミナーに参加し放題!
-
興味関心のみ厳選
トピック(タグ)をフォローして自動収集!