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  • 2023/03/29 掲載
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「アドレスホッパー」とは、特定の家を持たず、さまざまな拠点を転々としながら生活する人々を指す。コロナ禍で働き方が多様化する中、彼らの生活から理想の暮らしを実現するためのヒントが見つかるだろう。3年間多拠点生活を続け、プロアドレスホッパーとしてさまざまなメディアに出演する、ニット のオンラインアウトソーシングサービス「HELP YOU」で組織活性、インナーブランディング、 コミュニティマネージャーを担当する西出 裕貴氏に話を聞いた。

上京5年、多拠点生活を始めたきっかけは父の余命宣告

 西出氏が多拠点生活を始めたのは2020年2月。就職のために上京して以来、東京で5年間1人暮らしをしていた。週5日フルタイムで出社する日々を送っていたが、父の余命宣告を機に、2019年4月から大阪の実家と東京の2拠点生活を始めた。そして、オフィス勤務とリモートワークのハイブリッドワークをするため、ニットに転職する。

 2拠点生活を始めたものの、月の半分しか東京にいない生活では家賃が無駄になってしまう。そこで、2019年7月から半年間ほどホテルで生活し、2020年2月、多拠点生活プラットフォーム「ADDress」に出会った。ADDressとは、全国に250カ所以上あるADDressの家のサブスクサービスである。

「もし多拠点生活が嫌だと感じたら、特典が終わる2カ月後に退会しようと考えていました」(西出氏)

 しかし、当初の予想とは裏腹にADDressを利用し続け、現在37カ月目に突入している。西出氏は、2週間後に自分がどこにいるかわからない暮らしを約3年続け、これまで37都道府県、のべ99拠点を転々としてきた。

 そんな多拠点生活の中で、西出氏が発見したことは何か。そして、彼が考える理想の暮らしや、それを見つけ、実現する方法とは何なのか。

この記事の続き >>
・3年間の「多拠点生活」で発見した2つのこと
・キャリアや暮らしは自ら作り上げることが重要
・理想の暮らしを見つける3つのヒント

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