- 2022/08/26 掲載
コニカミノルタ、購買活動につながるデザインを科学する「EX感性ソリューション」発売
EX感性 https://www.konicaminolta.com/jp-ja/expainablekansei/
コニカミノルタは創業以来150年近くにわたって、見えないものを見える化し、人々の「みたい」という想いに応え続けてきました。このDNAをさらに進化させ、デザインを消費者がどう感じるか「みたい」というニーズに応えるために、脳科学を駆使して感性の可視化を研究している文科省/JSTプログラムCOI STREAMの「精神的価値が成長する感性イノベーション拠点」(中核機関 広島大学、2021年度で終了)に参画し、知覚や脳メカニズムの知見を得ることができました。
「EX感性ソリューション」では、感性脳工学に基づくアルゴリズムを採用した画像解析により、パッケージ、ポスター、カタログ、ウェブサイトなどのデザインや、商品の陳列など、マーケティング活動に係わるあらゆるデザインについて、感性への働きかけを定量的に示し、Explainable(説明可能)にします。これにより、消費者の購買行動を予測し、購買活動につながる最適なデザインを追求することができます。
【「EX感性ソリューション」が提供する価値】
1.ヒトがどこに注目するかを知り訴求ポイントを目立たせる
「EX感性ソリューション」では、人間の視知覚認知過程をもとにした数理モデルを画像解析に実装し、ヒトがどこに注目するかを「見える化」しました。
デザインの色、輝度、形状の特徴量をもとに、ヒトの注目し易さをヒートマップの形式で表示します。この機能を利用して、訴求したいポイントを目立たせるデザインの改良を行うことができます。
また、抽出した文字について、注目性を数値で表示することも可能です。これにより、文字や背景の色などを変化させて比較しながら、より文字が目立つ改良を行うことができます。
2.ヒトがどう感じるかを知りコンセプトに合った配色に
配色が与える印象についての数多くのデータを搭載しており、デザインから受ける印象を自動的に分析してレーダーチャートで表示します。この機能を利用して、ターゲット顧客に届けたい印象や刺さる印象をどの程度与えているか、さらに、コンセプトに合った印象をより強く与えるための配色の修正方法などを知ることができます。
また、配色による印象について、競合するデザインと並行して分析することで、デザインの差別化を定量的な根拠に基づいて行うことが可能になります。
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