- 2022/08/25 掲載
横浜市大とDeNA、ヘルスケア分野を主としたデータサイエンスに関する産学連携協定締結
横浜市立大学は、「国際都市横浜と共に歩み、教育・研究・医療分野をリードする役割を果たすことをその使命とし、社会の発展に寄与する市民の誇りとなる大学を目指す」というミッションに基づき、教育と研究の一体化を推進しながら、豊かな教養、豊かな人間性、倫理観を養う人間教育の場とし、人材育成と知の創生・発信に取り組んでいます。
2020年4月には、データサイエンス研究科を開設し、医学部とデータサイエンス学部を併せ持つ国内唯一の大学として、日本で初めてヘルス分野に特化したヘルスデータサイエンス専攻を設置、実践的な学びを提供するなど、データサイエンス人材の育成をリードしてきました。また、令和5年4月に、ヘルスデータサイエンス専攻の博士後期課程が開設されます。ヘルスデータサイエンス専攻では、疾病予防・医療・介護等(以下、ヘルス分野)の知見をベースに、社会のニーズ・変化に対応しながら、多様なヘルスビッグデータを解析して新たな価値を創造できるヘルス分野におけるデータサイエンティストを育成することを目指しています。
DeNAは、「一人ひとりに 想像を超えるDelightを」をミッションに掲げ、インターネットやAIを自在に駆使しながら一人ひとりの人生を豊かにするエンターテインメント領域と、日々の生活を営む空間と時間をより快適にする社会課題領域の両軸の事業を展開しています。2014年からヘルスケア事業にも取り組み、健康寿命の延伸に向け、エンターテインメント領域で培ったノウハウやインターネットやAIの技術を活かし、健康増進・行動変容を促すサービスや、蓄積されたデータによるエビデンス創出に取り組んできました。
DeNAのヘルスケア子会社であるDeSCヘルスケア株式会社では、健康保険組合や自治体等にヘルスケアエンターテインメントアプリ「kencom」を提供し、健保・自治体等の合計約100団体・480万人に利用されています。また、健診データやレセプトデータ、ライフログ等のヘルスビッグデータを、公益性に資する形で利活用に取り組んでいます。アカデミアの方々との研究も進捗しており、「kencom」で得られたヘルスビッグデータをもとに、歩数上昇効果とそれによる健診値との関連性について研究(※1)等、学会や論文発表を複数実施しています。
※1 研究:DeNA、「kencom」アプリ利用と「歩数」増加との関連性を示唆 歩数増加が、体重・血糖値(HbA1c)・コレステロールなどの検査値改善とも関連(2021年3月29日発表)(https://dena.com/jp/press/4722/)
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