- 2021/11/20 掲載
ECB、緩和維持を確約すべきでない=独連銀総裁
これに先立ち、ラガルドECB総裁はインフレ率はいずれ鈍化するとし、ECBは政策を引き締めるべきではないと主張。年末で退任するワイトマン氏は、これに対立する見解を表明した。
ワイトマン氏は銀行関連のイベントで「インフレ期待と賃金の上昇で中期的に物価圧力が高まる可能性がある」と指摘。「インフレ率が中期的にECBの目標を下回る水準に低下しない恐れがある」と述べた。
その上で、緩和策維持に関する長期的なコミットメントを示すことに警戒感を示し、ECBはむしろ必要に応じて引き締めに転じる用意がある姿勢を示すべきだと語った。
債券買い入れについては、長期化すればするほど、買い入れ停止が難しくなるとの考えを示した。
ワイトマン氏の今回の講演は在任中で最後の主要な講演になる可能性がある。ECBは12月16日に次回理事会を開く。
PR
PR
PR