- 2021/11/15 掲載
SPH買収、企業連合が条件引き上げ 再びケッペル上回る
SPHは有力紙シンガポール・ストレーツ・タイムズの発行元だが5月にメディア事業の非営利事業体への移行を発表。買収対象は不動産事業などとなる。
今回の買収合戦は、カスケーデンが10月下旬にケッペルを上回る条件を提示、ケッペルは先週、条件を引き上げた。カスケーデンには、シンガポール政府系投資会社テマセクの出資先が含まれ、ケッペルもテマセクが大株主で、テマセク系の戦いとなっている。
カスケーデンの最新の買収条件は、SPH株1株当たり2.40シンガポールドルで、従来条件から約14%引き上げた。
SPHによると、同社の独立取締役は、独立金融アドバイザーの意見次第としながらも、さらに良い条件が出なければカスケーデンの最新の条件を推奨するとの暫定見解を示した。
ケッペルは先週、条件を引き上げた際、最終提案だとしている。
買収提案を巡る株主投票は12月8日に予定されている。独立取締役はケッペル案の否決を推奨している。も
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