- 2021/11/15 掲載
中国の1日当たり粗鋼生産、10月は前月比6.1%減 約4年ぶり低水準
前年比では23.3%減の7156万トンで、5カ月連続で減少した。
中国の粗鋼生産は、今年上半期に2ケタの伸びを記録した後に、7月から減少している。厳格な生産規制と電力使用の抑制により需給双方が減少している。
マイスチールのデータによると、国内163の高炉の週間稼働率は11月初旬に62.39%にまで落ち込み、7月2日に終了した週以来の低水準となった。この週は共産党創立100周年記念で大気汚染を引き起こす企業の活動が一部停止されていた。
不動産市場の低迷を背景に、下流分野の需要も通常建設活動が活発になる9月と10月を中心に市場の予想に反して軟調となった。
中国国家統計局が15日発表した1─10月の不動産投資は、前年同期比7.2%増加した。1─9月の8.8%増から伸びが鈍化した。
1─10月の粗鋼生産は8億7705万トンで、前年同期比0.7%減となった。これは少なくとも5年ぶりの減少で、2021年の年間生産量の前年比増加を抑えるという当局の目標は達成される見通し。
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