- 2021/11/15 掲載
中国不動産開発の奥園集団、香港部門の資産売却 1.15億ドルで
複数の部門の株式売却では1億7700万香港ドル(2270万米ドル)の損失が見込まれるという。資産売却には株式のほか、ローンも含まれる。
中国不動産セクターを巡っては、このところ債務を巡る懸念が高まり、監視の目が強まっている。
デフォルト(債務不履行)リスクに直面する中国恒大集団は先週、期限の直前に複数の債券保有者に利払いを実施したが、セクター全般への懸念は和らいでいない。
中国奥園は香港証券取引所への提出文書で、「現在の市場環境を踏まえると、今回の売却は不動産価値を実現し、流動性を高め、追加の運転資金を生み出す良い機会だ」と説明した。
同業の融創中国も同日、51億香港ドル規模の株式売却を発表した。不動産サービス子会社の株式も23億香港ドルで売却する。株主基盤の拡大と資本構造の最適化が目的という。
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