- 2021/08/04 掲載
米オキシデンタルとデボン、第2四半期利益が予想超え 原油高で
引け後の時間外取引で、オキシデンタルの株価は2%近く上昇、デボンの株価も1.9%上昇している。
昨年に急落した原油先物は主要産油国による協調減産と経済活動の再開で、数年ぶり高値を付けるまでに回復。現在では1バレル=70ドルを超えて取引されている。
デボンは今回、固定配当と変動配当を合わせて1株当たり0.49ドルを支払うと発表。前四半期から44%の増配となる。生産拡大のための投資よりも株主への還元を重視するエネルギー業界の傾向があらためて示された。
2日に第2・四半期決算を発表した同業の米ダイヤモンドバック・エナジーは年間配当を12.5%引き上げて1株当たり1.80ドルとしたほか、パイオニア・ナチュラル・リソーシズは1株当たり1.51ドルの変動配当を支払うと発表した。
オキシデンタルは第2・四半期の継続事業からの総生産量が石油換算で日量120万バレルと、前期比7.7%増加した。同社の原油の平均販売価格は1バレル=60.05ドルと、前四半期の55.65ドルから上昇した。
同社の普通株主帰属の調整後利益は3億1100万ドル、1株当たり0.32ドル。リフィニティブによるアナリスト予想の0.03ドルを大きく上回った。
一方、デボンの第2・四半期中核利益は1株当たり0.60ドルで、こちらも予想の0.52ドルを上回った。
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