• 2021/08/03 掲載

日本製鉄、通期事業益を前期比5.5倍に上方修正 海外事業が押し上げ

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[東京 3日 ロイター] - 日本製鉄は3日、2022年3月期(国際会計基準)の連結純利益予想を2400億円から3700億円(前期は324億円の赤字)に上方修正した。鋼材価格の改善やインドや北米などの海外グループ会社の損益好転が寄与している。本業のもうけを示す事業利益も4500億円から6000億円(前期は1100億円)へと、前期比約5.5倍に引き上げた。事業利益や純利益は、2014年度に記録した経営統合後の最高益を更新する。

IBESがまとめたアナリスト8人の通期純利益の予想平均は2628億円で、会社計画はこれを大きく上回っている。

業績上方修正は、販売価格の改善や在庫評価差、海外グループ会社の好調などが要因。森高弘副社長は会見で「新型コロナからの回復により、粗鋼生産や出荷が製造業を中心に改善している」と述べた。下期に向けては、製造業に加えて、建設でも戻りが期待できるという。

森副社長は「非常に良い決算」と評価しながらも、鉄鋼メーカーと最終的なユーザーが直接価格交渉をして決める「ひも付き価格」の決着が遅れていることを懸念材料として挙げ「是正されなければ安定供給に責任が持てない」と、価格引き上げの必要性を強く訴えた。

これまで未定としていた中間配当は、1株55円(前期実績はゼロ)とする予定。中間配当として過去最高となる。

通期の単独粗鋼生産見通しは4000万トンを据え置いた。前期は3300万トンだった。

21年4―6月期の純利益は1621億円(前年同期は420億円の赤字)となった。前年同期に比べて単独粗鋼生産は298万トン増加し、鋼材価格は1トンたり1万1300円改善した。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます