- 2021/08/03 掲載
日本製鉄、純利益1621億円=需要回復で最高益―21年4~6月期
日本製鉄が3日発表した2021年4~6月期の連結決算は、純損益が1621億円の黒字(前年同期は420億円の赤字)だった。前年に新型コロナウイルスの感染拡大で落ち込んだ鋼材需要が自動車を中心に回復。販売価格やコストの改善も進み、4~6月期としては旧新日本製鉄と旧住友金属工業の経営統合後の最高益を達成した。
22年3月期の連結純利益の見通しも、想定以上に海外事業が好調だったことなどから、統合後最高益となる3700億円(従来予想2400億円)に引き上げた。
オンラインで記者会見した森高弘副社長は「製造業を中心に相当大きく改善している」と説明。今後の課題として、個別企業との交渉で決める「ひも付き価格」の是正を挙げ、「国際的に見て適切なマージン(利ざや)の確保を目指す」と強調した。
【時事通信社】
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