• 2021/07/28 掲載

サンタンデール銀、第2四半期は予想上回る増益 貸倒引当金が減少

ロイター

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[マドリード 28日 ロイター] - スペインの大手銀行サンタンデールが28日発表した第2・四半期決算は、実質ベースで前年同期比35%の増益となった。

貸倒引当金が減少したほか、米国のコンシューマー部門が好調だった。英国で住宅ローンが増加したことも寄与した。

純利益は20億7000万ユーロ(24億5000万ドル)。ロイターがまとめた市場予想の17億6000万ユーロを上回った。

新型コロナウイルスが流行する前の2019年第2・四半期の実質ベースの利益(21億ユーロ)とほぼ同水準だった。

第2・四半期は一時損益を計上しなかったため、純利益と実質ベースの利益は同額だった。

前年同期は、新型コロナ流行に伴う評価損が響き、111億ユーロの純損失を計上していた。

アナ・ボティン会長は「今年の利益率は目標を上回る見通しだ」と表明した。

6月末時点の有形株主資本利益率(RoTE)は12.29%で、3月の12.16%から上昇。同行の当初の年末目標である10%前後を上回った。

普通株等Tier1比率(CET1、完全実施基準)は6月末時点で11.7%と、3月末の11.85%から低下したが、目標レンジ(111-12%)内に収まった。

キーフ・ブリュエット・アンド・ウッズのアナリストは、英国、米国、ブラジルの業績が底堅く、歓迎すべき内容だと指摘。ただ、スペインやその他の欧州諸国は予想を下回ったとの見方を示した。

将来の損失の可能性を示す指標となるコスト・オブ・リスクは6月末時点で94ベーシスポイント(bp)と、前四半期の108bpから低下。

第2・四半期の純利ざやは、前年同期比6.8%増の82億40000万ユーロ。英国とブラジルで融資が増えた。

ロイターがまとめた市場予想は80億7000万ユーロだった。

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