- 2021/06/08 掲載
JR東日本、「ゼロカーボン・チャレンジ2050」達成に向けたグループの取り組みを発表
○ グループの総力を挙げて、エネルギーを「つくる」から「使う」までのすべてのフェイズでCO2排出量「実質ゼロ」に向けたチャレンジを行っています。
○ 引き続き「脱炭素社会」実現への貢献に向けた取り組みを推進するとともに、環境優位性のさらなる向上とサスティナブルな社会の実現を目指しチャレンジしていきます。
○ なお、鉄道事業における2020年度のCO2排出量は194万t(2019年度比△5万t)(速報値)となりました。
1.エネルギーを「つくる」フェイズでの取り組み
(1)自営電力の脱炭素化
[1]自営発電所(火力)の高効率化・脱炭素化
自営発電所である川崎火力発電所1号機の更新工事が完了し、本年6月1日より運転を開始しました。従来は灯油を燃料としていましたが、更新後は天然ガスを燃料とするとともに、発電効率の改善により、排出する二酸化炭素を低減します(※)。
※1号機のCO2排出係数は、更新前に比べ約40%改善し、0.41kg-CO2/kWh程度となる見込みです。
今後2号機、3号機の更新にあたっては、発電設備の高効率化を推進するとともに、燃料として水素を活用することやCCUS(※)技術の活用を検討していきます。
※CCUS:CO2を回収(Capture)、利用(Use)、貯蔵(Storage)する技術。
[2]再生可能エネルギーの開発推進
JR東日本では、再生可能エネルギーの開発をグループ会社である JR 東日本エネルギー開発株式会社とともに推進し、東北エリアを中心に各地で風力、太陽光、地熱といった再生可能エネルギー導入に向け積極的に取り組んでいます。これまで太陽光発電所や大型の風力発電所を順次運転開始しており、2020 年度は大崎三本木(宮城県)と磯原(茨城県)(合計 2.26 万 kW)の太陽光発電所を開発しました。
これにより、2019 年度までに運転を開始した発電所を含め、2020 年度は約 9,320 万 kWh の電気を発電しました。
また、2021 年 5 月、JR 東日本エネルギー開発㈱の参画するコンソーシアムは、再エネ海域利用法に基づき公募された洋上風力発電事業者募集案件(「秋田県能代市、三種町及び男鹿市沖」「秋田県由利本荘市沖(北側・南側)」)へ応札しました。
今後も引き続き、再生可能エネルギーの開発を推進していきます。
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