- 2021/06/07 掲載
積水化学、抗ウイルス対応フィルターを採用した換気・空調システムを開発
当社住宅カンパニーは、環境問題をはじめとした社会課題の解決や強固な経営基盤の構築を事業の成長力として位置づけ、「顧客価値」と「事業価値」の両立によるESG経営を推進しています。現在、長期化する感染症リスクに対し、日常的な感染予防やこまめな換気が継続して求められています。『快適エアリー T-SAS』はこの社会課題に対応するため、空調・換気・粉塵浄化の3つの機能を有する従来の「快適エアリー」(第一種換気型のみを指す。以下同じ。2020年度販売実績約4,500棟)を進化させ、より安心で快適な室内環境の実現を図ります。今後、新築事業やまちづくり事業、ストック事業に積極的に展開し、ニューノーマルな暮らしの充実と日常生活への不安軽減を目指します。
■『快適エアリー T-SAS』の特長
1.自社グループ製品の抗ウイルス剤を使用した空調フィルターにより、ウイルスの活動を抑制(※1)
積水化学グループの製品である抗ウイルス加工剤「ウィルテイカー(TM)」を使用した「抗ウイルス対応フィルター(※1)」を、空調フィルターとして新たに導入。このフィルターを、室内に設けた空調システムの吸込口に設置します。空調により室内空気が循環する過程でフィルターに付着したウイルスの活動抑制(※1)と、人からの飛沫や物に付着して室内に持ち込まれたウイルスの拡散抑制が期待でき、日常生活への不安軽減と快適な室内環境を実現します。
2.換気フィルターと空調フィルターの除塵性強化により、粉塵濃度ムラを抑えてスピード浄化(※2)
外気を取り入れる換気システムのフィルターには、花粉やPM2.5などの微細粒子を99.97%捕集する「HEPAフィルター(※3)」を採用し、粉塵浄化性能を強化。外部からの汚染物質の侵入を抑制した空気を家じゅうに循環させます。
空調フィルターによる室内空気の粉塵浄化機能と合わせて、一般的な住宅と比べて約2倍の速さ(約21畳のLDKで約28分)で室内の粉塵を浄化し、粉塵濃度ムラを10%未満に抑えることが可能です(※2)。換気による熱損失を85%(※4)抑制する熱交換性能はそのままに、省エネ性・温熱環境を維持しながら、粉塵の少ない室内空気を確保します。
3.ニューノーマルに対応した「快適エアリー」の進化により、年間6,200棟(採用率65%)を目指す
今後、新築住宅の「快適エアリー」は全て『快適エアリー T-SAS』へと進化させ、年間6,200棟の採用(採用率65%)を計画しています。また、既に「快適エアリー」をご利用されているお客様(対象20,000棟以上(※5))にも対応できるよう、従来のフィルターと互換性のある仕様に開発しており、ストック事業への展開も積極的に行う予定です。セキスイハイムにお住まいのより多くのお客様に安心で快適な室内環境の提供を目指します。
『T-SAS』は、空調・換気・粉塵浄化の3つの機能の相乗効果を表すTriple Synergy Air System(トリプル・シナジー・エア・システム)の略です。
※1 フィルターに付着したウイルスに対する抑制機能について JIS 規格(JIS L 1922:2016(ISO18184))に基づき実証しています。ただし、すべてのウイルスに効果があるわけではありません。また、フィルターを通過する空気に対する抗ウイルス機能については確認していません。
※2 当社実験住宅における約 21 畳の部屋での測定結果。部屋内に粉塵を放出し攪拌させた後、換気・空調等運転し、粉塵濃度の推移を測定。浄化時間は、粉塵濃度が初期値 0.06mg/・3から 0.03 mg/・3となるまでの時間を示す。粉塵濃度ムラは、浄化後の室内測定点 12 点の粉塵濃度の差を示す。一般的な住宅とは、当社実験住宅において、一般的なエアコンと第三種換気システムを併用した住宅。一般的なエアコンとは、実験に用いた空間に適した定格 20 畳用で、通常の暖冷房運転を想定したもの(強制的な送風機能、空気浄化機能がないもの)。
※3 花粉粒径は 10μm 以上を想定、大気塵 0.3~0.5μm の捕集率測定結果(東レ(株)調べ)。PM2.5 は粒子径 2.5μm以下、PM0.5 は粒子径 0.5μm 以下の大気中浮遊微粒子を指しますので、PM2.5 及び PM0.5 すべてに有効というわけではありません。数値は、お引渡し時のフィルター初期性能を示しています。お客様の使用する環境等の条件によっては下回る場合があります。フィルターは性能を確保するために 5 年に 1 度(目安)の交換(有償)が必要です。家の隙間、衣服への付着、窓・玄関の開閉によって室内へ侵入する花粉・微粒子等は対象となりません。花粉症・呼吸器疾患などの治療や改善を目的とするものではありません。
※4 熱交換効率は、プランや運転条件等により異なります。
※5 2016年4月以降に採用された「快適エアリー」が対象となります。
関連コンテンツ
PR
PR
PR