- 2021/05/24 掲載
英Arm、シリコンパートナーによるArmベースチップの出荷個数が1秒あたり900個を突破
さらに、GPUの累計出荷個数は80億個に上り、2020年の出荷個数が10億個を上回ったArm Mali(TM)グラフィックス・プロセッサーが出荷個数世界ナンバーワンGPUの座を堅持しました。
■引き続き好調なライセンス契約
Armエコシステムは成長し続けており、2020会計年度には、104社の顧客企業と162件のライセンス契約を締結しました。こうしたライセンスの過半数は、新規のArmパートナーによるものでした。最近の顧客事例としては、SEMIFIVE( https://www.arm.com/ja/company/news/2021/05/20-5-2021-semifive-collaborates-with-arm-to-accelerate-its-custom-soc-designs)とTelechips( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000118.000022759.html)が挙げられます。さらに、Arm Flexible Accessの現在のアクティブパートナーは90社に上り、世界をリードする広範なArm IP、各種ツール、サポートを容易に利用できる環境が整っています。
ArmのIPプロダクトグループ プレジデントであるレネ・ハース(Rene Haas)は、次のように述べています。「Armベース・ソリューションに対する需要は、今後もあらゆる市場で継続すると予想しており、Armv9アーキテクチャの提供開始に伴い、勢いはさらに加速する見通しです。パートナー各社はArmv9を通じて、5Gネットワークや、より効率的なデータセンター、極めて広範なエンドポイント機器、さらには車載コンピューティングなど、開発する製品のパフォーマンスとセキュリティを大きく向上できます。こうした成長は、エンドポイント、データネットワーク、クラウドを問わず、世界の共有データの100%がいずれArm上で処理され、全体を通してシームレスな演算スレッドが形成されるという、私たちの今後の見通しを明確に裏付けるものです」
Armベース・コンピューティングの成長は、ソフトバンクグループによって加速された戦略的投資の結果であり、これによりArmは、パフォーマンス、セキュリティ、電力効率の限界を押し上げることができました。コンシューマー、ビジネス、交通、産業セクターのあらゆる場面でIoTとAIが鍵を握る中、こうした投資によって、用途特化および広範化の進むコンピューティング・インテリジェンスへの需要対応に向け、Armは確固たるポジションを確立しています。
レネ・ハースは、さらに次のように述べています。「2020年の最後の四半期に急成長を遂げ、過去最高となる73億個のArmベースチップが出荷されたことは、IoTデバイスからスマートフォン、スーパーコンピュータに至る多様なユースケースにおけるパートナー各社によるイノベーションの証です。Armは引き続き、次の3,000億個のチップに求められる、用途特化型でセキュア、かつ強力なプロセッシング能力をエコシステムに提供していきます。Armテクノロジーが支えるのは、私たちの未来であると考えています」
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