- 2021/04/26 掲載
マクニカ、24時間バイタルモニタリングによる生活習慣病への取り組みを開始
超高齢者社会が本格化している時代、より多くの人が長く良質な生活を送れる仕組みづくりが社会全体の取り組みとして求められています。そこで、マクニカは、医療がこれまで介入できなかった「日常生活下のバイタル変動」を先進技術でデータ化し、それらを繋いでいく事で、個々人のQuality of Life(QOL)の向上と共に、医療資源の効率利用のイノベーションを実現したいと考えています。こうした課題認識のもと、今後マクニカは自社の強みを生かし、Arbletと共に生活習慣病の予防、治療、予後に関するソリューションの共同開発を進めてまいります。
■Arbletのソリューション
手首装着型ウェアラブルデバイス(以下Arbletデバイス)とクラウド上の解析アルゴリズムにより、生活者の様々なバイタルデータ(血圧(*1)、脈拍、手首表面温度、呼吸数、ストレス、睡眠等)と行動情報を同時に24時間モニタリングします。中でも非駆血式の血圧測定は、睡眠時血圧や拍動毎血圧などの連続観測を可能とします。これらのデータと様々な医療研究成果を結びつけ、身体的または精神的ストレスや疾病兆候を捉えることで、健康不安を抱える生活者だけではなく、健常な生活者に対しても緊急アラートや将来の疾病リスク予測を行うサービスの提供を目指しています。
Arbletデバイスは、先進の半導体センサーを備え、センサーデータをスマートフォンなどのエッジ端末を経由してクラウドへ送信し、クラウド上で解析アルゴリズムを用いたデータ処理並びにデータ蓄積を行うシステム構成となっています。センサーデータをすべてクラウドに転送し、エッジ端末ではなくクラウド上で解析を行う仕組みにより、バイタルデータと行動情報を同期させた算出が可能になります。また、クラウド上のアルゴリズムの追加開発により新たなバイタルデータを過去に遡って取得することも可能になるアーキテクチャーを採用しています。
*1)医療機器として利用できるよう、開発を目指しています。(特許取得済み)
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