- 2021/02/19 掲載
東証社長に大阪取の山道氏=4月1日就任
日本取引所グループ(JPX)は19日、傘下の大阪取引所の社長を兼務するグループ最高執行責任者(COO)の山道裕己取締役(65)を東京証券取引所社長に起用する方向で最終調整に入った。4月1日就任予定。22日のJPX取締役会で決定し、正式発表する見通しだ。
東証は昨年10月のシステム障害と終日の株式売買停止で金融庁の業務改善命令を受け、宮原幸一郎社長(当時)が引責辞任。山道氏は再発防止の徹底と取引所の信頼回復を担う。東証社長は現在、JPXの清田瞭最高経営責任者(CEO)が暫定的に兼務している。山道氏は出身の野村証券(現野村ホールディングス)で投資銀行や国際部門の業務に携わった。
山道
裕己氏(やまじ・ひろみ)京大法卒。77年野村証券(現野村ホールディングス)入社。野村証券専務などを経て13年6月JPX取締役兼大阪証券取引所(現大阪取引所)社長、20年6月JPXグループ最高執行責任者(COO)。広島県出身。
【時事通信社】 〔写真説明〕東証次期社長の山道裕己氏
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