- 2021/02/17 掲載
マクセル、高容量円筒形二酸化マンガンリチウム電池「CR17500AU」を開発
■高容量CR筒形電池「CR17500AU」の特長
1. 高エネルギー密度と10年以上の長期信頼性を両立
2. 独自の電極技術により、放電末期まで高い作動電圧を実現
3. 独自の電極技術と最適化した電解液仕様により、低温-40°Cでの動作が可能
4. 多本数のパック構成が可能
近年のモニタリングやセンシング技術の発展により、通信機能を持つ機器の需要が高まるにつれ、円筒形二酸化マンガンリチウム電池(以下、CR筒形電池)市場の成長が見込まれています。また、スマートメーターやIoT通信機器、防災向け通信機などの技術・機能が高まることで、機器に必要なエネルギー量が大幅に増加する傾向にあり、電池の高容量化・長寿命化ニーズが高まっています。
マクセルは2005年からCR筒形電池の開発に取り組んでいます。独自の高密閉構造と導電性向上技術、負極技術により、長期にわたり安定した放電特性を実現しています。長期信頼性に優れていることから、スマートメーターやIoT通信機器などの産業用途の電源に適しており、スマートメーター、センサ、セキュリティ機器などを開発している多くの通信機器メーカーから高い評価を受けています。
このたび、高容量化・長寿命化ニーズに対応すべく、既存のCR筒形電池「CR17450AH」をベースに電池の構造や使用材料を最適化し、高いエネルギー密度を実現。17500サイズのCR筒形電池では、業界最高レベルの高容量を実現しました。さらに、容量利用率は90%となっており、安定した放電が可能です。
高容量CR筒形電池「CR17500AU」は、2021年度中に販売を開始する予定です。
このたびの高容量化により、各種産業機器の多機能化による機器使用エネルギー増に対応することができます。また、既存品に比べて電池本数の削減も期待でき、通信機器メーカーにおける使用部品点数の低減につながります。
なお、高容量CR筒形電池「CR17500AU」に関する技術について、特許出願を行っています。
マクセルは独自のアナログコア技術をもとに、電池の高容量化・長寿命化を図り、高性能で安全・安心、信頼性の高い電池の開発に取り組み、社会に貢献し続けます。
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