- 2021/02/16 掲載
神鋼、高炉CO2を2割削減=実証試験に成功
神戸製鋼所は16日、二酸化炭素(CO2)の排出を実質的にゼロにする「カーボンニュートラル」の実現に向け、高炉から排出されるCO2を2割削減する技術の実証試験に成功したと発表した。石炭の使用を抑えることで、従来のCO2削減技術に比べコストを低減。電話会見した柴田耕一朗副社長は「世界の高炉メーカーでCO2削減が加速するように貢献したい」と、事業展開に意欲を見せた。
高炉では鉄鉱石を鉄に変える際に、石炭の炭素で鉄鉱石に含まれる酸素を取り除く(還元する)ため、大量のCO2が発生する。同社の技術は、事前に水素を含む天然ガスで鉄鉱石を還元。これを原料の3割程度に使用し、CO2排出を抑える。
【時事通信社】
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