- 2021/02/16 掲載
午前の日経平均は続伸、3万0500円台 連日のバブル崩壊後高値更新
15日の米国株式市場はプレジデンツデーに伴い休場。アジアの主要株式市場も春節(旧正月)で休場となり全体的に材料に欠けるなか、日経平均は前日に3万円の大台を回復し高値圏で引けたことから、好地合いを継続。前引けにかけてじりじりと上げ幅を拡大する展開となった。
TOPIXは7日続伸し0.89%高で午前の取引を終了。7営業日連続でバブル後高値を更新し、一時1971.42ポイントまで上昇した。
東証1部の売買代金は1兆4453億5100万円。東証33業種では銀行業、海運業、鉱業などの27業種が値上がり。金属製品、水産・農林業、輸送用機器などの6業種は値下がりした。
市場では「強い地合いのなかで、特別なニュースがなくても株価が上昇する展開となっている。連日の30年以来の高値更新で青天井となるなか、売りに動く投資家は少ないとみる。今は業績期待相場となっているが、本格的な業績相場となるまでは強い地合いを継続するのではないか」(国内証券)との声が出ていた。
個別では、ファーストリテイリング、ソフトバンクグループ、東京エレクトロン、エムスリー、アドバンテストなど、指数寄与度の高い銘柄がしっかり。5銘柄で日経平均を約310円押し上げた。
その他、電通グループは4.21%安。15日発表した2020年12月期の連結業績決算(国際会計基準)で純損益が過去最大の赤字となったことや、21年12月期の連結業績・配当予想の公表を見送ったことなどが嫌気された。
東証1部の騰落数は、値上がり942銘柄に対し、値下がりが1141銘柄、変わらずが108銘柄だった。
PR
PR
PR