- 2021/02/15 掲載
預金、保険料の扱い柔軟に=金融機関、福島沖地震で支援措置
福島県沖で発生した地震を受け、銀行や保険会社などは15日、災害救助法が適用された同県内の被災者・企業に対する支援措置を相次いで発表した。三菱UFJ銀行と三井住友銀行、みずほ銀行などは預金通帳や届け出印を紛失した場合でも、運転免許証などで本人確認できれば預金引き出しに応じる。また、住宅ローンや事業性ローンに優遇金利を適用する。
全国銀行協会は加盟銀行に対し、住宅ローン返済減免などの仕組みがあることの周知をはじめ、被災者の相談への適切な対応を要請した。商工中金と日本政策金融公庫は、福島県内の支店や営業所に被害を受けた中小企業などの融資相談に応じる特別窓口を設けた。
生命保険協会と日本損害保険協会は、保険料の払い込みに関する猶予措置を講じると発表した。損保協の広瀬伸一会長(東京海上日動火災保険社長)は「保険金の迅速な支払いに全力で努める」とのコメントを出した。
【時事通信社】
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