- 2021/02/15 掲載
富士通、2022年度までに「FJcloud」を100%再生可能エネルギーで運用
近年、パリ協定やSDGsで定められた世界共通目標の達成に向けて、SBTi(注1)、RE100(注2)などの国際イニシアチブによる温室効果ガス(以下、GHG)の削減や再生可能エネルギーの利用促進が活発化し、企業による気候変動に対する取り組みへの期待や関連する情報開示の要請も高まっています。
当社グループは、2018年7月に日本初のゴールドメンバーとしてRE100へ加盟し、グローバルで策定した再生可能エネルギー調達原則の中で、グループ拠点における再生可能エネルギー由来の電力使用を2050年までに100%とすることを目標としています。データセンターにおいては、外気冷却やAIを活用した空調設備の制御による冷房効率の最適化など消費電力の削減に取り組み、継続的にPUE(注3)を改善するなど、持続可能な社会に向けた施策を推進しています。
これらの施策に加え、2022年度までに、日本国内にある当社のデータセンターにおいて、「FJcloud」の運用に必要な全電力を100%再生可能エネルギーとすることで、当社グループにおける再生可能エネルギーの使用目標の達成に向けた取り組みを加速させ、中長期環境ビジョンに掲げた、当社グループの脱炭素化と、お客様・社会の脱炭素化および気候変動適応へ貢献していきます。
■商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
■注釈
注1 SBTi(Science Based Targets Initiative):
2015年に国連グローバルコンパクト、世界資源研究所(WRI:World Resources Institute)などの団体が共同で設立したイニシアチブ。企業に対し、科学的根拠に基づくGHG排出削減目標を立てることを求める。
注2 RE100(Renewable Energy 100):
国際NGOであるThe Climate Groupが、CDPとのパートナーシップの下で運営するイニシアチブ。使用電力を100%再生可能エネルギー由来にすることを目指す企業で構成。2021年2月時点で日本企業50社が参画。
注3 PUE(Power Usage Effectiveness):
データセンターの電力使用効率を示す指標。データセンター全体の消費電力をサーバなどのICT機器の消費電力で割った値。1.0に近いほど効率的とされる。
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