- 2021/02/12 掲載
東芝、20年4―12月期の営業利益は61.6%減 コロナ影響「減少傾向」
[東京 12日 ロイター] - 東芝は12日、20年4─12月期の連結営業利益(米国基準)は前年同期比61.6%減の240億円だったと発表した。新型コロナウイルスの影響で、半導体市況がコロナ前に想定していた水準に届かなかったほか、据え付け工事の遅れなどが生じた。
営業損益に対するコロナの影響は減少傾向にあるとしている。10―12月の3カ月の営業利益は前年同期の約倍となる209億円だった。基礎収益力の強化や固定費の絞り込みを進めたとしている。
営業外損益は、キオクシアの持ち分法損益の改善や前年同期のLNG事業譲渡損失がなくなったことで増益となり、4―12月期の純損益は436億円の黒字だった。前年同期は1456億円の赤字だった。
参考値としているキオクシアの影響を除いた純損益の通期予想は500億円から700億円に上方修正した。これを受けて、年間配当予想は1株当たり50円へと従来予想から10円引き上げた。前年実績は20円。
21年3月期の営業利益予想は前年比15.7%減の1100億円で据え置いた。IBESがまとめたアナリスト7人のコンセンサス予想では、21年3月期通期の連結営業利益予想の平均値は1217億円。
*一部のカテゴリーを変更しました。
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