- 2020/11/18 掲載
シヤチハタ、電子決裁に本腰=脱はんこ加速
はんこ大手シヤチハタ(名古屋市)は、社内外で文書を申請したり電子印鑑を押して承認したりできる電子決裁サービスを24日に開始する。内部文書向けだった従来サービスのセキュリティーを強化し、取引先との契約手続きを可能にしたほか、社内外でのやりとりをオンライン上で一貫してできるようにした。新型コロナウイルス感染拡大を機に「脱はんこ」の動きが進む中、電子サービスの強化で新たな需要に応える。
提供を開始する「シヤチハタクラウド ビジネス」の新機能の利用料は月額330円。
同社は1995年から電子印鑑サービスを提供し、2017年からはオンライン上で社内書類の押印や回覧などができるようにした。今回はQRコードやメールでの認証など新たな機能を加え、社外向けにも利用できるようにした。同社は「決裁方法の選択肢を広げる、時代に即した仕組みだ」(広報担当者)と説明している。
【時事通信社】 〔写真説明〕シヤチハタが24日から提供を開始する電子決裁サービスのイメージ(同社提供)
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