- 2020/11/06 掲載
欧州委、21年ユーロ圏成長率予測を4.2%に下方修正 感染第2波で
新型コロナウイルスの再流行が影響する見通し。ただ、同委員会は、今回の予測を巡る不透明感は極めて高いとしている。
2020年の経済成長率の予測はマイナス7.8%。2022年の予測はプラス3.0%。
今回の予測では、新型コロナの制限措置の一部が2022年まで続くが、2021年以降、段階的に緩和され、経済への影響が時とともに低下すると想定した。
また、2021年1月1日時点で欧州連合(EU)と英国の通商協定が成立していないと仮定して予測を立てた。
第4・四半期については、前期比0.1%のマイナス成長を予測。新型コロナ制限措置の再導入が響くとみられている。
特に感染第2波の影響が大きいと予想されるのがアイルランド、フランス、ベルギー。前期比でそれぞれ1.1%、1.0%、0.7%のマイナス成長が予想されている。
ドイツは前期比0.6%のプラス成長となる見通し。
ユーロ圏のインフレ率の予測は、2020年が0.3%、2021年が1.1%、2022年が1.3%。
失業率は2020年が8.3%、2021年が9.3%、2022年が8.9%。政府の対策が寄与するとしている。
財政赤字の予測は、2020年が国内総生産(GDP)比8.8%、2021年が6.4%、2022年が4.7%。
公的債務残高は2020年がGDP比101.7%、2021年が102.3%、2022年が102.6%。
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