- 2020/11/05 掲載
ベア「2%程度」要求へ=連合、前年水準で調整―21年春闘
連合は5日、2021年春闘に向けた討論集会を横浜市内で開いた。傘下の労働組合からは、基本給を底上げするベースアップ(ベア)の要求について、具体的な目標値の明示を求める声が続出。連合は前年と同じ「2%程度」を軸に調整に入る。
連合はベアを8年連続で要求する方針。ただ、新型コロナウイルスの感染拡大で多くの企業が打撃を受ける中、産業によって労組を取り巻く状況が異なっていることなどを踏まえ、水準の設定を先送りしている。
神津里季生会長は5日、横浜市内で記者団に対し「日本経済の活力を失ってはならず、(前年までの賃上げの)流れを止めてはいけない」と強調した。集会では、傘下労組から「連合として(要求水準の)明確な数字を掲げるべきだ」「昨年を下回らないようにしてほしい」といった声が相次いだ。
【時事通信社】
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