• 2020/11/05 掲載

2年10カ月ぶり鳥インフル=卵など輸出停止、感染経路究明―香川県三豊市

時事通信社

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香川県三豊市の養鶏場で5日、国内の家畜の鳥としては2018年1月以来、2年10カ月ぶりに高病原性鳥インフルエンザの発生が確認された。国と県は消毒など感染拡大防止策を講じるとともに、感染経路の究明を急ぐ。発生に伴い、急拡大していた鶏卵輸出はいったん停止。長期化すれば国が掲げる食品の輸出拡大戦略に影響を及ぼす恐れがある。

香川県によると、今回の養鶏場は約33万羽を飼育。1~4日に約3800羽が死んだ。5日に遺伝子検査で感染の疑いが濃厚になったことを受け、県はすべての鶏の殺処分に着手するとともに、半径3キロ圏内にある26戸の養鶏農家に対し鶏や卵を移動させないよう、3~10キロの89戸には10キロ圏外に持ち出さないよう、それぞれ求めた。県は自衛隊の協力を得つつ、4、5日間で殺処分を終わらせたい考えだ。急きょ同県を訪れた葉梨康弘農林水産副大臣は「初動が一番大切」と強調した。

高病原性鳥インフルエンザは鳥類の病気で、冬に渡り鳥によりウイルスが持ち込まれることが多い。日本周辺では10月、ロシアと韓国で発生。北海道でも野鳥のふんからウイルスが検出された。農水省は発生原因を調べるため、専門家チームを香川県に派遣した。全都道府県に対し、早期発見と通報を呼び掛けた。

発生を受け、農水省は鶏など家畜の鳥の肉と卵の輸出を停止した。19年の輸出実績は、鶏肉が19億円、鶏卵は22億円。特に鶏卵は生で食べられることが人気を呼び、香港を中心に出荷が大幅に増えている。同省は香港などに対し、香川県産以外について輸出できるよう交渉する方針だ。

【時事通信社】 〔写真説明〕高病原性鳥インフルエンザが発生した香川県三豊市の養鶏場で、鶏の殺処分の作業を行う県職員ら=5日午後(同県提供)

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