- 2020/11/05 掲載
英建設業PMI、10月は53.1 5カ月ぶり低水準
ロイターがまとめた市場予想の55.0を下回った。9月は56.8だった。
ただ住宅建設は好調で、サービス業とは異なり、建設業PMIは好不況の分かれ目となる50を大幅に上回っている。
IHSマークイットのエコノミスト、ティム・ムーア氏は「10月の英経済は、他の部門は低迷したが、建設部門が好調だった」と指摘した。
PMIに最も寄与したのは住宅建設。ロックダウン(都市封鎖)の解除後に住宅需要が拡大している。不動産税が一時的に引き下げられたこともあり、住宅ローン承認件数は2007年以来の高水準となった。
新規受注は5年ぶりの大幅な増加を記録した。
イングランドでは5日から4週間のロックダウンが再導入されたが、建設業はロックダウンの対象から除外されている。
ただ、ムーア氏は「多くの回答企業から、景気の先行き不透明感が再び強まったとの指摘が出ている。累積需要が減少すれば、回復を維持できないとの懸念が出ている」と指摘した。
土木工事は引き続き大幅に縮小。商業用不動産建設も拡大ペースが抑制されている。
関連コンテンツ
PR
PR
PR