- 2020/11/05 掲載
セイコーソリューションズ、閉域モバイル網を活用したNTP配信サービスを提供開始
ITシステムの時刻同期は、従来インターネットを経由してパブリックNTPサーバーに接続するか、NTPアプライアンスサーバーにアクセスすることにより行われていますが、インターネットを介する場合はセキュリティ上の懸念があり、また、NTPアプライアンスサーバーを利用する場合は、固定回線やGPSアンテナの敷設などが必要で利用開始までに時間がかかり、初期費用も高くなる場合があります。
「セイコークローズドモバイルNTP」は、お客さまの拠点に設置するNTPサーバーと閉域モバイルの使用料を含む定額制のサービスです。NTPサーバーがセイコーの時刻配信センターから閉域モバイル網を介してNTP情報を受信し、お客さまの使用機器がこれに同期することで、高精度な時刻同期環境を利用できるようになります。
NTPサーバーからセイコーの時刻配信センターまでの通信はインターネットを経由しないためセキュリティ面で安心して利用できるほか、必要な機材はすべてレンタルで提供します。このため、固定回線設置工事やGPSアンテナ敷設が不要となり、モバイルアクセスができる環境であれば概ね10営業日で時刻同期環境を整備できるようになります。また、これまでのNTPアプライアンスサーバーの提供から得られた知見をもとに開発した独自のソフトウエア技術により、遅延変動が発生するモバイル網を経由した場合にも±50msec以内の時刻精度を確保します。
セイコーソリューションズは、お客さまのビジネスを支える、セキュアで高精度な時刻同期に関するソリューションを今後も開発、提案していきます。
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