- 2020/11/05 掲載
京阪神ビルにTOB=敵対的発展の可能性―旧村上ファンド系
旧村上ファンド出身者が代表を務める投資ファンドのストラテジックキャピタル(東京)は4日、関西を地盤とする不動産中堅の京阪神ビルディングに対し、TOB(株式公開買い付け)を提案したと発表した。京阪神ビルはストラテジック社の提案に反発を強めるとみられ、今後、敵対的TOBに発展する可能性がある。
ストラテジック社の丸木強代表は同日、オンラインで記者会見し、「(京阪神ビルは)保有する賃貸向け不動産を売却し、管理運営に特化すべきだ」と主張。取締役には約4%の株式を保有する三井住友銀行の出身者が複数いるとして、「経営陣のイスを私物化している」と批判した。丸木氏によると、これまでに京阪神ビル側から提案への協力が得られず、TOBに踏み切ったという。
【時事通信社】
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